12位なのに週末最優秀ドライバー? ピエール・ガスリーの異例評価
F1ハンガリーGPの週末を終え、「最優秀ドライバー」に選ばれたのはなんと12位入賞のピエール・ガスリー。一見すると奇妙なこの評価は、エド・ストローが長年手がけるドライバーランキングならではの視点から生まれた。マシンの性能を超えた「真の実力」を測るこのランキングは、毎回大きな議論を巻き起こすが、今週もその例に漏れなかった。
ガスリーは予選でチームメイトのフランコ・コラピントに0.2秒差で勝り、決勝では12位でフィニッシュ。チームメイトより3つ上の順位だった。エドは「ガスリーはあまり目立っていなかったが、ハンガロリンクでは多くのドライバーが小さなミスをしていた。彼はそれをしなかった」と語る。アルピーヌのマシンは今週末、7番手グループの最速マシン。それでもガスリーは、より速いレーシングブルズやアウディ勢からわずか1.4秒差でフィニッシュし、いわゆる「クラスB」のトップを走り続けた。「彼以上に高い順位は望めなかった。クリーンなレースをして、マシンの限界を引き出していた」とエドは絶賛する。
「もし彼が最速マシンに乗っていたら、ポール・トゥ・ウィンを決めていただろう」というコメントも飛び出し、そのパフォーマンスを最大限に評価した。
一方、5位評価となったオスカー・ピアストリにも注目が集まった。チームメイトのランド・ノリスにペースで劣りながらも、カルロス・サインツとの接触やギアボックストラブルでリタイアするまで、なんとか優勝を狙える位置にいた。「苦しい週末でも勝つチャンスを作った点を評価した」とエド。特に、ペースで劣る状況でも25周にわたってレースをリードし、サインツの一件がなければ勝利の可能性があったことを高く買った。
チャンピオンズクラブ会員の投票ではマックス・フェルスタッペンが1位を獲得したが、エドのランキングでは4位。エドは「フェルスタッペンはQ3の最終コーナーでスピン。ノリスも第2スティントでターン4をオーバーランした。両者とも明確なミスがあった」と説明。特にフェルスタッペンのスピンは「VARで言う明白なエラー」とし、その代償を大きく評価に反映させた。
ガスリーの「静かなる完璧主義」が光った週末。F1ファンなら、12位の裏に隠された真のドライバー力をぜひ知ってほしい。
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