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野球

「20人は少ない」「逆転劇が…」高校野球7回制、親たちの本音

2026年7月29日
「20人は少ない」「逆転劇が…」高校野球7回制、親たちの本音

第108回全国高校野球選手権の甲子園出場49校が出揃った今夏も、連日の猛暑が選手たちを襲っている。7月21日には岐阜県で全国初の「酷暑日」となる40度超えを記録。神奈川大会の準々決勝が行われた22日、横浜市の最高気温は35.3度に達し、猛暑日となった。

そんな中、現実味を帯びてきたのが「7回制」の導入だ。日本高野連の「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」は昨年12月、「可及的速やかに7イニング制の採用が望まれる」とする最終報告書をまとめた。熱中症リスクへの対策、教員の働き方改革、競技普及の観点からメリットが期待される一方、現場からは反対の声も根強い。

果たして、わが子をグラウンドに送り出す保護者たちはどう見ているのか。神奈川大会の会場で直撃した。

「私は野球を見るのが好きなので、子供の姿を長く見たいですね」

そう語ったのは、私学でスタメンを張る選手の母親だ。熱中症リスクは理解しつつも、9回から7回への短縮には複雑な表情を浮かべた。

「20人のベンチ入り枠も少ないのに、試合時間まで短くなったら、子供たちの出場機会がもっと減ってしまう。それに、9回裏の逆転劇が無くなるのは、高校野球の醍醐味が一つ消えるようで寂しい」

実際、今大会では横浜のエース・織田翔希投手(3年)が慶応戦で右足を攣るような仕草を見せ、7回途中で降板。スタンドに日陰のない横浜スタジアムでは、座っているだけでも汗が噴き出るような過酷な環境が続いた。選手たちの負担は想像を絶する。

「熱中症リスクを考えたら7回制も仕方ないのかもしれない。でも、子供が必死に投げる9回までの姿を、親として最後まで応援したい」

別の保護者からも、本音が漏れる。命を守る対策と、高校野球の伝統の間で、親たちの心は揺れている。

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