ウェーライン逆転首位!ポルシェ勢圧巻の走りで最終戦はデニスとの一騎打ち
フォーミュラEの頂点を懸けた戦いが、いよいよ最終局面を迎えた。ロンドン・エクセルで行われた第15戦、ポルシェのパスカル・ウェーラインが圧巻の走りで今季3勝目を挙げ、ドライバーズ選手権で首位に浮上。明日のシーズンファイナルを前に、アンドレッティのジェイク・デニスとの5ポイント差のマッチレースに持ち込んだ。
39周のレース、ウェーラインの勝利は最初から揺るぎなかった。ポールポジションを奪取すると、スタートから堂々のトップを堅持。チームメイトのニコ・ミュラーが後続を巧みにブロックし、タイトル候補のミッチ・エバンス(ジャガー)やカスタマーポルシェ勢のダン・ティクトゥム(クプラ・キロ)、デニスを抑え込む完璧なチームプレーが光った。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 「エンジンが押し続けた」とウェーラインが語るように、ルーカス・ディ・グラッシ(ローラ・ヤマハ・アプト)がマシンを壁にぶつけてストップしたタイミングでフルコースイエローが導入され、ここでピットストップを消化。この絶妙なタイミングが大きなアドバンテージを生み、最終的には2位に5.777秒もの大差をつける圧勝劇となった。
一方、デニスもこのフルコースイエローを活かした一人だ。5番グリッドからスタートし、序盤はエネルギーを温存。復帰後はアントニオ・フェリックス・ダ・コスタとティクトゥムを1コーナーで力強いオーバーテイクで次々と抜き去り、見事2位を確保。ダ・コスタがジャガーに3位を持ち帰った。
苦しい戦いを強いられたのが、ポイントランキング3位のエバンスだ。序盤からミュラーを攻略しようと試みるも、タイトなエクセルサーキットではオーバーテイクの隙が見つからず。ジャガーは他の先頭集団より早いタイミングでピットストップを敢行し、アタックモードも駆使してミュラーをかわすことに成功したが、フルコースイエローが痛恨の一手に。一時はミュラーに再逆転を許すも、なんとかポジションを取り戻したが、元チームメイトのニック・キャシディ(シトロエン)の猛追を振り切るのが精一杯で、8位に終わり、ウェーラインから30秒以上も遅れる結果となった。
これで、開幕前の時点で9人がタイトル圏内にいた混戦も、実質的にウェーラインとデニスの一騎打ちに。エバンスは21ポイント差の3位に後退した。明日の決勝で、ポルシェの雄が2度目の王座を掴むのか、それともデニスが逆転で返り咲くのか。ロンドンの地で、フォーミュラE最高のドラマが待っている。
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