クラブチャンピオン潜入!プロ級フィッティングの舞台裏に迫る
ゴルフクラブのフィッティングと聞いて、どんなイメージを持つだろうか?ただクラブを選んで、少し調整してもらうだけ…そう思っているゴルファーは多いかもしれない。しかし、クラブチャンピオンの本拠地を訪れたら、その認識がガラリと変わった。
創業者のニック・シャーバーンに招かれ、ゴルフWRXフォーラムメンバーのアダムと共に、イリノイ州シカゴ郊外の施設へ。アダムは2008年からのフォーラム常連だが、なんと今回が人生初のフィッティング体験だ。緊張した面持ちのアダムを、クラブチャンピオン大学の主任教授ブラッド・サイスローがリラックスした会話でほぐしていく。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro フィッターは単にデータを見るだけではない。クライアントのスイングをリラックスさせる技術も、厳しいトレーニングで叩き込まれている。アダムはアイアンからスタートし、ヘッドとシャフトの組み合わせを次々に試した。注目すべきはスイングウェイト。シャーバーン曰く、これはフィッティングの最重要要素でありながら、多くのフィッターが見落としているポイントだという。適切なバランスを見つければ、一打ごとに心地よいクラブが生まれる。
「高ハンディキャップのゴルファーほど、フィッティングの恩恵が大きい」というのも印象的だった。ミスショットのばらつきを抑えることが、スコアアップに直結するからだ。
フィッティングが終わると、いよいよビルドショップへ。ここはまるで大手OEM工場のような光景。クラブやシャフト、グリップの箱が並ぶ広大なフロアで、熟練のビルダーたちが一からクラブを組み上げていく。クラブチャンピオンの挑戦は、全米各地の顧客に同じスペックのクラブを届けること。カリフォルニアで採った計測値を、シカゴで正確に再現しなければならない。メーカーごとに異なる製品を扱うため、その難易度は格段に高い。
そこで導入されたのが、全拠点で統一されたジグと測定器のキャリブレーション。スイングウェイトスケールやロフト・ライ角の機械も、同じ型を使うことで、1000マイル離れていても全く同じ計測を可能にした。
組み立て後は、厳格な品質管理が待っている。マスタービルダーが全スペックを再確認し、少しでもズレがあれば最初からやり直し。最終チェックを任されるには、何年もの経験が必要だ。
「カスタムフィットは高い」という声もある。しかし、その工程の細部にまで宿るこだわりを見れば、納得の価格だ。シャーバーンは「正しくフィットされたクラブは、何年も共に戦う投資」と語る。もし届いたクラブがフィッティング時の性能を発揮しなければ、パーフェクトフィット保証で再調整を受けられる。
ゴルフ業界を間近で見てきた筆者も、クラブチャンピオンの細部への執念には圧倒された。単なるクラブ選びではない、まさにツアーレベルの体験がここにある。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 
今、あなたにオススメ