カビブが元敵バルボザに敬意「レジェンド」 UFC330引退に惜別メッセージ
UFC殿堂入りファイター、カビブ・ヌルマゴメドフが、かつての宿敵エジソン・バルボザの引退に惜しみない賛辞を送った。バルボザは先週末のUFC330で敗戦後、グローブをマットに置き、40歳での総合格闘技引退を発表。カビブはその瞬間をリングサイドで見届け、後日「Anatomy of a Fighter」の中で、自身のリアクションをこう明かした。
「ずっと前から、スポーツは彼のもとを離れていた。でも今日、彼もスポーツを離れるんだ。こういうこともある。40歳なら、家族のことを考えるべきだ。家族は、こんなふうに打ちのめされるより大事だ。私の意見だがね。でも彼はレジェンドだ!」
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro カビブ自身も、父アブドゥルマナプの悲劇的な死後、母との約束を果たすために全盛期のまま引退した経験を持つ。UFC254でジャスティン・ゲイジーを破り、パウンド・フォー・パウンドの王者として伝説のキャリアに幕を閉じた男の言葉だけに、重みが違う。
カビブとバルボザの因縁は、遡ること2017年のUFC219。当時ライト級の門番だったバルボザをカビブがユナニマス判定で破り、待望のタイトル挑戦権を手にした一戦は、今でもファンの記憶に新しい。あの試合がなければ、カビブのその後のコナー・マクレガー戦、ダスティン・ポイリエ戦、ゲイジー戦といった華々しい道のりはなかったかもしれない。
一方、バルボザはUFC123でデビュー。ポール・フェルダー、ベニール・ダリウシュ、アンソニー・ペティスといった強豪を下し、そのキャリアをUFC一筋で築き上げた。カビブのコメントは、リング上のライバルを超えたリスペクトと、40歳の決断に対する深い理解に満ちている。
カビブは同大会で、かつての教え子であり親友でもあるイスラム・マカチェフがウェルター級王座防衛に成功した場面にも立ち会っていた。マカチェフはUFCパウンド・フォー・パウンドNo.1として、イアン・マチャド・ギャリーを5Rの激闘の末にユナニマス判定で退けている。カビブの目には、新旧の格闘技人生がどのように映ったのだろうか。
「レジェンド」という一言に凝縮された、カビブの敬意とエール。バルボザの第二の人生に、惜しみない拍手を送りたい。
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