17歳・後藤大樹がU20世界陸上で銀!名将が明かす“専門種目を練習しない”秘策
日本陸上界に新たなスターが誕生した。U20ユージーン世界陸上、男子400mハードル決勝。17歳の高校生、後藤大樹(洛南高2年)が49秒23の好タイムで銀メダルを獲得。世界の舞台で堂々の表彰台に立った。
後藤は今年6月の日本選手権でも高校2年生ながら優勝し、U18世界最高記録をマーク。まさに“怪物”の名にふさわしい活躍を見せている。だが、その裏には異色の練習哲学があった。指導する洛南高の柴田博之監督は、後藤が専門種目である400mハードルの練習を敢えて“しない”理由を明かす。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 「400mハードルに染まると足が遅くなる」と柴田監督。ハードル間を13~15歩で走るためにストライドを広げると、どうしても弾むようなテンポ走になり、本来の“思い切り走る”走りが失われてしまうという。だからこそ、後藤には短距離種目のように「倒れるくらいに出し切らせたい」と語る。
実際、後藤は200mも得意とし、自身も「200mが好き」と公言。日本選手権1か月後の京都府選手権200mでは、20秒43(-1.0)の高校歴代3位を記録した。柴田監督は「200mのリズムが一番、後藤に合っている。100mは短く、400mは長くてキツいが、200mなら動きの大きさが最後まで崩れない」と分析する。
後藤の走りの特徴は、下肢のしなやかな動き。柴田監督は「桐生のようなキレはないが、パワーを使っていないように見える動きができる数少ない選手」と絶賛。中学時代の110mハードルでは力強さが目立ったが、400mハードルや200mではしなやかさが際立つ。
柴田監督は将来的な目標として、200m20秒0、100m10秒2台、400m45秒0、走幅跳7m50級を挙げる。「そうなれば…」と含みを持たせた言葉の先に、どれほどの記録が待っているのか。U18世界最高を更新した17歳が、次にどんな景色を見せてくれるのか。陸上ファンならずとも、その成長から目が離せない。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 今、あなたにオススメ