マクラーレン、2026年マシンの“致命的ミス”を認める。修正は2027年まで待たねば
マクラーレンが、2026年シーズンに向けたマシン開発における重大な判断ミスを認めた。チームはホイールベースを短く設定しすぎた結果、空力性能の限界に直面しており、その修正は2027年まで待たねばならないという。
チーム代表のアンドレア・ステラは、マクラーレンが主要なライバルに対して約3ヶ月の開発遅れを抱えていると認めている。その原因の一つが、マシンの全長に関する判断ミスだった。テクニカルディレクター(エンジニアリング担当)のニール・ホールディは、短いホイールベースを選んだ理由について「当初は軽量化が大きな課題だったため、短い車体で重量アドバンテージを得ようとした」と説明。しかし、その結果フロア面積が制限され、空力開発の可能性を狭めてしまったという。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 「開発を進めるにつれて、フロアの空力性能をさらに引き出せる余地があることに気づいた。来年はより長いホイールベースのマシンに移行するだろう」とホールディは語る。このミスは致命的というわけではない。実際、同じマシンでランド・ノリスがハンガリーGPを制している。しかし、王者チームが11戦目でようやく勝利を挙げた事実は、今季の開発がいかに困難だったかを物語っている。
マクラーレンは近年、大型アップデートを即座に成功させてきたが、今季は実戦投入前にテストを重ねる慎重な姿勢が目立つ。逆さま回転式の「マカレナ」リアウイングはまだ実戦投入されておらず、ノリスがハンガリーで使用したフロントウイングも、モナコで初テストしてから約1ヶ月半を経てようやく投入された。ハンガリーで投入したフロアアップデートと改良フロントウイングの組み合わせで、ようやく開発の成果を結実させた形だ。
マクラーレンは今季序盤、空力ダウンフォース不足に悩まされた。しかし、単にダウンフォースを増やすだけでは、すでに空気抵抗が大きいと自覚するマシンにさらなる抵抗を加えることになる。効率性が最大のテーマであり、その点でアンダーフロアの開発が再び重要になっている。オランダGPでは新しい効率的なリアウイングを投入予定で、高速モンツァでは「マカレナ」ウイングが姿を見せる可能性がある。
さらに、ストレートスピード不足の原因は空力だけではない。マクラーレンはメルセデスパワーユニットのカスタマーチームであるため、エンジン運用の最適化においてもハンデを背負っている。ギアレシオが短すぎる問題も、メルセデスから提供されたパワーカーブの予測値が実際と異なっていたことに起因する。レギュレーション上、ギアレシオはシーズン1回しか変更できず、マクラーレンはまだ「ジョーカー」を使っていない。
「もしやり直せるなら、メルセデスに近いレシオに変更するだろう」とホールディは認める。パフォーマンステクニカルディレクターのマーク・テンプルは、カスタマーチームとしての限界を克服するため、新たに「パワーユニットパフォーマンスチーム」を設置したと明かした。「我々はメインのプログラムから少し外れたサイドループで作業している。HPP(メルセデス)から情報を受け取っても、決断プロセスに参加していないため、反応する時間が限られている。今年はそのプロセスを改善し、制約を減らすことに注力している」とテンプルは語る。
マクラーレンはタイヤマネジメントの面でも、ブレーキダクト構成を調整し、リアタイヤの温度管理を改善。フロントタイヤの温度上昇を速める作業も進めている。王者として迎えた2026年シーズン、マクラーレンは想像以上の苦戦を強いられている。しかし、チームは地道な改善を積み重ね、後半戦での巻き返しを狙う。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro
今、あなたにオススメ