ベン・シェルトン、史上6人目の快挙へ!カナディアン・オープン連覇の系譜
ベン・シェルトンが、テニス史に名を刻むチャンスを手にしている。昨年のカナディアン・オープンでキャリア初のマスターズ1000タイトルを獲得した22歳のアメリカン・パワーハウスは、今年も準々決勝に進出。ドローに残る最上位シードとして、前人未到の領域へと歩を進めている。
シェルトンが次に打ち立てようとしている記録は、オープン化時代においてカナディアン・オープン男子シングルスを連覇した史上6人目の男になることだ。過去にこの偉業を達成した5人のレジェンドたちは、いずれもテニス界にその名を刻んでいる。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 最初に名を連ねるのは、7度のメジャーチャンピオン、イワン・レンドル。チェコの巨星は1980年と1981年に連覇を達成。その後も1983年、1987年から1989年にかけて3連覇を加え、大会史上最も成功した選手として君臨する。レンドルは1994年に引退するまでに通算94タイトルを獲得。1989年の優勝は、自身80回目のツアー優勝だった。
続くは、国際テニス界の象徴的存在、ジョン・マッケンロー。1984年と1985年に連覇を果たしたマッケンローは、84年の決勝でビタス・ゲルレイティスを6-0、6-3で圧倒。そして85年、連覇を狙うレンドルを7-5、6-3で退け、チェコの天才に4年ぶりの戴冠を許さなかった。同年、マッケンローはストラトン・マウンテンで行われたボルボ・インターナショナルでもレンドルを下している。
7年後、アンドレ・アガシがこのリストに加わる。8度のメジャー覇者は1992年、決勝でレンドルを3-6、6-2、6-0の逆転で破り、自身初のカナダ制覇。その後1994年、1995年と連覇を達成し、大会史上3人目の連覇達成者となった。94年はジェイソン・ストルテンバーグ、95年はピート・サンプラスを決勝で下している。
2010年、アンディ・マリーが歴史に名を刻んだ。3度のグランドスラム王者で五輪2連覇の英国人スターは、2009年にフアン・マルティン・デル・ポトロを破って初優勝。翌2010年、決勝ではロジャー・フェデラーを7-5、7-5で下し、連覇を達成した4人目の男となった。「ロジャー相手に試合を締めるのは本当に難しい。両者にとって信じられないほど過酷なコンディションだった」とマリーは試合後、BBCのインタビューで語っている。
そして、このリストを完成させるのはノバク・ジョコビッチだ。マリーが連覇リストに名を連ねた直後、ジョコビッチもその輪に加わった。オープン化時代の偉大な記録には、やはりセルビアの王者の存在が欠かせない。
シェルトンは今、この伝説のリストに自身の名前を刻む絶好のポジションにいる。あとはコート上で結果を残すのみ。若きアメリカンが新たな歴史を紡ぐ瞬間を、世界中のテニスファンが固唾を飲んで見守っている。
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