大谷翔平が投げないなら…PCAがMVP候補に浮上!米識者激論
ドジャースの大谷翔平投手が左膝の痛みで投手としての出場をストップしている。3日(日本時間4日)のパドレス戦を最後にマウンドに立っておらず、25日(同26日)にはブルペン入りも回避。調整が遅れている状況だ。そんな中、にわかに熱を帯びているのがナ・リーグMVP争い。もしこのまま大谷が投げないままでシーズンを終えれば、誰が最優秀選手に輝くのか——米国の識者たちが大激論を繰り広げている。
火付け役はMLB専門局「MLBネットワーク」。公式Xで「大谷の登板がなければ、他の候補にチャンスが開かれるのか?」と投げかけ、対談を実施。そこで名前が挙がったのは、カブスのピート・クロウ=アームストロング(PCA)外野手だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro PCAを推すのは、レッズなどで活躍したショーン・ケイシー氏。「そうなると思うよ」と切り出し、「数か月前からバッティングの調子が上がってきて、圧倒的なプレーを見せている。カブスの試合を見るたびに、毎晩チームを勝たせるための何かしらのプレーをしている」と絶賛。実際、28日(日本時間29日)時点の米データサイト「ベースボール・レファレンス」が算出するWAR(勝利貢献度)では、大谷が投手2.9、野手2.7の合計5.6でリーグ2位。トップはPCAの6.5だ。
ケイシー氏は守備面も強調。「センターですべての打球をカバーする姿は、殿堂入りしたばかりのアンドリュー・ジョーンズを彷彿とさせる。彼は守備で決定的な違いを生み出せるが、ショウヘイは指名打者だからそうはいかない。もし今季もう投げないのなら、PCAがMVPを獲る可能性はある」と力説した。
一方、真っ向から反論したのが「ニューヨーク・ポスト」紙のジョエル・シャーマン記者だ。彼は大谷の希少性を根拠にこう絶叫する。「オオタニは今季すでに14試合に先発し、防御率は2点未満! そして世界でも屈指の打者でもある! 彼がやっていることは、これまで誰も成し遂げたことがない。その事実を見失ってはいけない」。
MVPは記者投票で決まるため「ストーリー性も重要」とシャーマン記者。「もしカブスが8月以降に勢いに乗ってブルワーズをかわし、地区首位に立ち、その中心にPCAがいるなら、彼がMVPを獲るだろう」と条件付きで認めつつも、現時点では大谷を推す姿勢を崩さない。
さらにWBC米国代表監督のマーク・デローサ氏もこの論戦に参戦。「ジョエルが言ったことを踏まえれば、現時点ではMVPはショウヘイのものだ。あとは彼が逃すかどうか。僕がPCAをどれだけ高く評価しているかは知っているだろう。このスポーツで最もエキサイティングで見ていて楽しい選手の一人だ」と、両者を称えつつも大谷優位の現状を認めた。
投手としての復帰が不透明な大谷。残りシーズンをどう戦い抜くのか。それともPCAが歴史的な快進撃で初のMVPを掴むのか。ナ・リーグの頂点を巡るドラマは、まだまだ熱を増しそうだ。
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