マルケス8度目戴冠へ最大の敵は?2026年MotoGPタイトル争い徹底分析
マルク・マルケスがサクセンリンクでダブルウインを達成し、2026年MotoGPのタイトル争いで再び最有力候補に躍り出た。ランキング3位ながら首位との差はわずか18ポイント。しかし、本人のコンディションや終盤戦の展開次第では、8度目の戴冠はまだ予断を許さない。
最大の敵は何と言ってもマルケス自身だ。故障を避け、限界をわきまえ、確実にポイントを積み上げる——これまで以上にそのバランスに長けた走りを見せているが、シーズンはまだ長い。では、現実的に王座を脅かす7人のライダーは誰か。脅威度の低い順に紹介する。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 7位はペドロ・アコスタ(KTM)。マルケスから42ポイント差。シーズン序盤の輝きは圧倒的だったが、ここ3戦でわずか16ポイント。手根管症候群による手術やKTMの信頼性問題、そして何よりRC16の競争力不足が響き、現実的にチャンスはほぼない。
6位はラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)。31ポイント差。最高のマシンとチームを率いるが、タイトル争いの経験不足と、チームメイトとの比較で一歩劣る場面が目立つ。
5位はペッコ・バニャイア(ドゥカティ)。47ポイント差。過去に大逆転を成し遂げた男だが、サクセンリンクではドゥカティ勢5台中4位と精彩を欠いた。「ヘレス、ルマン、アッセンのロスは40ポイント以上」と嘆く通り、リアグリップ不足が響き、47点差は大きすぎる。
4位はファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティ)。6ポイント差。全戦でペースフロントランナー級の速さを見せるが、勝利に届かない。4位や3位の積み重ねでタイトルを狙うには、スタートの悪さが命取りだ。
3位はホルヘ・マルティン(アプリリア)。マルケスを18ポイントリードする現ランキング首位。過去にMotoGP王者の実績があり、純粋な才能ではマルケスのライバル中随一。しかし、今季はフロントの不調に苦しみ、本人も「現状ではタイトルを争えない」と認める。予選でのチームメイト、ベッツェッキとの比較も気がかりだ。
2位は小倉愛(アプリリア)。マルケスを4ポイントリード。2年目とは思えない完走率とレース後半の強さは出色。ただし、MotoGPでのウエットコンディションに一貫して弱く、天候次第で大量失点のリスクを抱える。予選の安定感ももう少し見極めが必要だ。
そして最大の脅威はマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)。マルケスに4ポイント差。驚異的なリードを築きながらも、マーシャルとの接触やチームメイトのマルティンに巻き込まれるなど、不運でリードを失った。しかし、その速さは今季のアプリリア勢で最高峰。ウエットやミックスコンディションでマルケスに勝負を挑める唯一の存在だ。懸念は高速での転倒癖とスプリントでの低調ぶり。鎖骨のケガもタイミング次第では響く。
いずれにせよ、マルケスの牙城を崩すには、ライバルたちが己の限界を超えるしかない。残りシーズン、王者の座を巡る攻防から目が離せない。
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