マーリンズ右腕ケンプナーが肘手術へ、12~14カ月離脱か 若きリリーフ陣に痛手
マイアミ・マーリンズに痛いニュースが飛び込んできた。マーリンズのクレイトン・マカロー監督は現地8月12日、右腕ウィリアム・ケンプナーが肘の手術を受けることを発表した。具体的な詳細は明かされていないが、マーリンズのテレビ中継ホストを務めるクレイグ・ミッシュによれば、復帰まで12~14カ月を要する見込みだという。
これは単なる離脱期間の長さだけでなく、ケンプナーの将来にとっても大きな意味を持つ。もし長期離脱となれば、手術内容は尺骨側副靱帯(UCL)に関わるものである可能性が高い。トミー・ジョン手術のような完全再建か、あるいはより侵襲の少ないインターナルブレイス(内固定)処置かは、執刀医が実際に患部を確認しないと判断できないケースもある。球団は詳細が分かり次第、改めて発表するとしている。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 今季メジャーデビューを果たした25歳のケンプナーは、ここまでマーリンズのブルペンで12回1/3を投げ、被打率2.92、8安打4四球と安定した内容。14奪三振を記録し、フォーシーム(95.5マイル)、シンカー(94マイル)、カッター、スライダー(81.5マイル)を武器に、チェンジアップも交えて相手打線を翻弄してきた。
マイナーでも結果を残してきたケンプナーは、トリプルAで通算3.51、驚異の36.2%奪三振率をマーク。制球面に課題を残すものの、マカロー監督のブルペンで長期的な戦力として期待されていた逸材だ。元々は2022年ドラフト3巡目でジャイアンツに指名され、2025年1月のトレードでマーリンズに移籍。そのトレードでは、ジャイアンツが国際契約ボーナス枠を獲得し、その資金で現在トッププロスペクトに成長した内野手ホスアー・ゴンザレスを獲得する一因となった。
ケンプナーは前シーズンを足の骨折で全休しており、今回の手術で再びシーズンの大半を失うことになる。ただ、少なくともメジャー昇格後の故障であるため、今回の離脱中はメジャーのサラリーとサービス・タイムが積み上がるという皮肉な救いもある。マーリンズは今後、40人枠を空ける必要が生じた際にケンプナーを60日間の故障者リストに移すことができ、来季も同様の措置が可能だ。
一方、明るい話題もある。首の故障で約1カ月離脱している先発右腕マックス・マイヤーだ。マカロー監督はマイヤーがコルチゾン注射を受けたことを明かし、これにより近日中に投球練習を再開できる見通しだと語った。マーリンズは27歳のマイヤーが今季中に戦列復帰することを期待している。
2020年ドラフト全体3位のマイヤーは今季、111回を投げて防御率2.68、奪三振率26.2%、与四球率8.9%とまさにブレイクシーズンを送っている。被打球の41%をゴロに抑え、被本塁打率は9イニングあたり0.89と安定感抜群。ユーリー・ペレス、サンディ・アルカンタラと共に、2027年以降のマーリンズ先発ローテーションの核を形成する存在だ。今季年俸98万ドルで、スーパーツー資格により年俸調停の対象となっており、この活躍なら大幅昇給は必至だろう。
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