フェルナンデスが明かす大先輩ビーナス・ウィリアムズからの優しさ
全米オープン準優勝の実績を持つカナダのレイラ・フェルナンデス(24歳)が、女子テニスのレジェンド、ビーナス・ウィリアムズから受けた継続的なサポートについて告白した。フェルナンデスはワシントン・オープンのシングルス連覇を懸けてコートに立つ前の記者会見で、昨年からダブルスを組んでいるビーナスとのエピソードを語った。
フェルナンデスとビーナスは昨年の全米オープン女子ダブルスでベスト8に進出。今年3月のマイアミ・オープンでも再びタッグを組んだが、1回戦敗退に終わった。それでもフェルナンデスは「ビーナスは本当に温かい雰囲気を持っていて、常にサポートしようとしてくれる」と感謝の言葉を口にした。
「彼女や彼女のチームの誰かが、試合を見に来てくれているのをよく見かけます。試合後には『おめでとう』とか『顔を上げて続けなさい』とメッセージを送ってくれるんです。自分が勝った時も負けた時も、そうやって気にかけてくれる。彼女自身も勝ち負けを経験して、そこから立ち直る方法を知っているからこそ、その言葉には重みがある。すごく励みになるし、自分がなぜテニスをしているのかを思い出させてくれます」
フェルナンデスが特に驚いたのは、ビーナスのコート上での振る舞いだった。「彼女の競争心や勝利への執着は知っていましたが、私を落ち着かせるのがどれほど上手いかは知らなかった。『調子はどう?』といった簡単な質問で、まるで普通の練習日のようにリラックスさせてくれる。チェンジオーバー中も戦術の話より、意図や気持ちの持ち方を共有するんです。あのチャンピオンの考え方は、考えすぎずに自分のショットを信じ切る姿勢。『この意図でダウンザラインを打てば入る』と疑わない。たとえミスしても次は入ると信じている。それを間近で体験できたのは本当に貴重でした」
今大会、フェルナンデスとビーナスはシングルスとダブルスの両方に出場するが、今回はパートナーが異なる。フェルナンデスはアンナ・ダニリナと第4シード、ビーナスはディアナ・シュナイダーと組む。もし両ペアが1回戦を突破すれば、準々決勝で対戦する可能性もある。
フェルナンデスはまずシングルス1回戦でマグダ・リネッテと対戦。タイトル防衛への第一歩を踏み出す前に、彼女はビーナスから学んだ“楽しむ”という教訓を胸に刻んでいる。「彼女はいつも笑顔でプレーしている。それこそがテニスの原点だと気づかされました」。大先輩からの温かいまなざしが、若き才能をさらに成長させている。

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