りくりゅう涙の千秋楽「引退っていうのかな、これ(笑)」本気のアイスショーに拍手喝采
フィギュアスケートでプロ転向を表明した「りくりゅう」こと三浦璃来さんと木原龍一さんが、自ら初めて手掛けたアイスショー『THE DESTINY』を大成功で締めくくった。7月31日から8月2日まで東京・辰巳アイスアリーナで開催された本公演は、カップル種目に特化した世界でも珍しい構成で観客を魅了。千秋楽を迎えた2人は取材に応じ、笑いと涙の入り混じった会見を行った。
三浦さんは「みんなけがなく、全員が笑顔で終われた」と充実感を語り、木原さんも「本当にたくさんの方に感謝だなと思いました」と噛みしめた。拍手に包まれたステージ上では三浦さんが感極まって涙。「この場に立てているのも、私達だけではできなかった」と何度も感謝の言葉を口にした。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro ショーでは、りくりゅうが世界選手権を制した2022-23年シーズンのショートプログラム曲「You’ll Never Walk Alone」を披露。思い出の楽曲で観客を引き込んだ。また、ペアとアイスダンスのコラボナンバーでは、木原さんの希望で“野球対決”をテーマにしたミュージカル風の演目も飛び出し、会場を沸かせた。
現役を引退したとはいえ、2人の姿勢はまったく変わっていない。木原さんは「引退したから『これはやらなくていいよね』という思いが少しあったが、1日でも長く今の状態を皆様にお見せできるように頑張りたい」と決意。そして思わず笑いながら「……引退っていうのかな、これ(笑)」とつぶやいた。
三浦さんも「引退したんですけど、食事節制、めっちゃ気をつけてて。『あれ、引退したんだよね?』ってさっき言ってました。さっきやっと、2人でジュースで乾杯して(笑)。『引退したんだっけ?』って」とコメント。本番に向かう真剣な日常は現役時代と変わらず、「現役選手みたいな生活をしてる」「ちょっと待てよ?」と掛け合いを見せ、会見場は終始明るい雰囲気に包まれた。
今回の『THE DESTINY』には、ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを獲得したりくりゅうを筆頭に、同五輪ペア銀メダルのアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラワ組(ジョージア)、銅メダルのミネルバ・ファビエンヌ・ハーゼ、ニキータ・ボロディン組(ドイツ)も出演。表彰台に上がったペア3組がすべて集結する豪華な顔ぶれとなった。
さらに、りくりゅうの後輩で今年の世界選手権4位の「ゆなすみ」こと長岡柚奈、森口澄士組も登場。アイスダンスでも同五輪の銀、銅メダルの組が名を連ねたほか、「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組、村元哉中、高橋大輔組らが華を添えた。
「できる限り自分たちの技術をキープしていこう」と話す2人。プロとして新たな一歩を踏み出したりくりゅうの挑戦は、まだまだ続く。
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