4失点連敗の浦和、曺監督が痛烈「意識の問題」共通認識不足を指摘
浦和レッズがまたもや大量4失点で沈んだ。8月15日、ホーム開幕戦となったJ1第2節でサンフレッチェ広島に1-4の完敗。開幕から2試合連続の4失点という、まったくもって受け入れがたいスタートを切ってしまった。
試合は立ち上がりから一進一退の攻防。しかし前半16分、サイドチェンジから広島に崩され、先制点を許す。それでも浦和はすぐに反撃。前半22分、FW南野遥海のFKが相手のオウンゴールを誘い、1-1の同点に追いつく。このまま勢いに乗りたいところだったが、またしても嫌な流れが訪れる。前半終了間際、ゴール前で細かくパスをつながれ、守備陣が対応に追われる中、DF塩谷司にペナルティエリア内でかわされ、右足シュートを決められた。1-2で折り返した後半も、ピンチの多い展開から2失点を追加され、万事休す。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 試合後の曺貴裁監督は、口調こそ冷静だったが、その言葉の端々に悔しさと危機感がにじんでいた。「2試合連続で前半の終わり際に失点しています。これは、ほぼ戦術の問題というより、意識の問題です」。指揮官はそう切り出すと、続けて「この時間帯に何をしなければいけないのかという共通意識が、まだまだ浸透していません。そこが足りなければ、当然、勝つ確率は下がります」と、選手たちのメンタル面の甘さを厳しく指摘した。
「チームの構成というよりも、チームの中で、まだそういうところに高い温度で臨めていないことが現状だと思います」と語る曺監督。その表情には、チームに浸透させるべき“共通認識”がまだまだ足りないという苛立ちが表れていた。監督自身も「こういった4失点を続けてしまうことは、僕の記憶が正しければ、あまりありません」と、自身のキャリアでも稀有な事態であることを認めつつ、「それくらい、今はチームと向き合い、何とかしなければいけない時期なのだと改めて思います」と、次を見据えた。
この試合、チケットは試合2日前時点で約4万6000枚が発券されていたが、当日には約5万2000枚まで増加。最終的には4万8707人の大観衆がスタジアムを埋め尽くした。開幕戦で数的不利ながらも3-4と好戦的なプレーを見せたことへの期待感が、この観客動員につながったのは間違いない。しかし、その期待に応えるどころか、広島の完成度の前に完敗。その差を見せつけられた形だ。
次節はFC町田ゼルビアとの対戦が待つ。連敗ストップ、そして何よりこの“意識の問題”をクリアにした姿を見せられるか。曺監督の言葉が、チームにどれだけの変化をもたらすのか。注目の一戦となりそうだ。
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