剣道全国→陸上インターハイ準V!新潟明訓・米山こころ、転向の真相
かつて日本武道館で竹刀を振っていた少女が、今度は陸上インターハイのトラックで力強く腕を振った。新潟明訓高校1年の米山こころ。彼女は滋賀インターハイの女子400メートル決勝で、54秒78の好タイムをマークし、見事準優勝に輝いた。しかも初出場での快挙だ。
レースはスタートから米山のものだった。リアクションタイムは0秒139。決勝進出者24人中ダントツの飛び出しを見せ、「最初はスタートがすごく苦手だった」と本人が言うのを聞けば、この成長ぶりに驚かされる。1年生大会で100メートルに出場し、顧問の先生にスタートを徹底的に教え込まれた成果が、大舞台で爆発した形だ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 積極的にアウトレーンの選手を追いかけ、最後のカーブを越えてからさらに加速。激しい2着争いを制し、2連覇を達成したバログン・ハル(市川3年)に次ぐ位置でフィニッシュラインを駆け抜けた。直後、地面に座り込み呆然とした様子の米山は、「2位まで行けると思っていなくて。うれしいとかもなくて、びっくりしています」と語った。その言葉の端々には、あどけなさが残る。
実は米山、陸上だけの選手ではない。剣道でも全国大会に出場するほどの実力者だった。しかし「どちらかを選ぶなら」と、陸上一本の道に進むことを決断。その背景には「ルールの壁」があったという。剣道と陸上、二刀流の可能性も模索したが、競技特性や練習時間の制約から、最終的に竹刀を置く選択をした。
高校入学からわずか4か月。自分自身も驚く初めての夏。剣道で培った瞬発力と集中力が、陸上のスタートダッシュや粘りの走りに確実に生きている。まだ1年生。これからの成長が楽しみでならない。
会場のファンからも「剣道出身って知らなかった」「スタートの切れ味が半端ない」とSNSでも話題沸騰。米山こころ、新たなヒロインの誕生だ。
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