ド軍380億円タッカー、痛恨の“拙守”で5連敗…同点から流れ一変
ドジャースが止まらない。敵地シカゴでのカブス戦に1-5で敗れ、これで5連敗。投打の歯車が噛み合わない中、試合の流れを大きく変えたのは、あの“380億円男”のグラブさばきだった。
同点の1-1で迎えた6回裏、1死二塁の場面。ドジャース移籍後初登板のスクーバルが投じた初球を、ブレグマンが右翼後方へと打ち上げる。背走したカイル・タッカーはスピードを緩め、左手のグラブを懸命に伸ばすが、ボールはグラブの先を通過。記録は二塁打だ。直後、2死一、三塁からホーナーの二塁内野安打で決勝点が生まれ、試合の主導権は完全にカブスへと移った。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー このプレーに、ドジャース地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の番組で解説を務めたエイドリアン・ゴンザレス氏はバッサリ。「あれは捕れたはずだ。捕るべきだった」。さらに「タッカーは動き出しが遅かった。壁まで一気に下がり、壁を背にして待つべきなのに、彼はボールに合わせて追いかけるような体勢になっていた。その結果、バウンドした打球が失点を招いた」と、判断と技術の両面を厳しく指摘した。
「もし全力で壁まで走り、そこでボールを待っていれば捕球できた確率は高かった。あの余分な1点が試合の流れを変えてしまった」と、ゴンザレス氏は試合の命運を分けた一球だったと強調する。
同局で解説を務めたジェリー・ヘアストンJr.氏もこれに同調。リグレー・フィールド特有のツタが絡まる外野フェンスについて、昨季カブスでプレーしたタッカーは熟知しているはずだとした上で「彼の頭の中には、ツタではなく、フェンスにあるガレージの扉への恐怖があったのではないか。あそこに衝突すれば、決して柔らかい着地はできない」と推測。
さらに「目測は合っていたし、本人も捕れると思っていただろう。捕球と同時に衝撃に備えようとした結果、ほんの一瞬早くボールから目を切ってしまった。それが捕球ミスの原因だ」と分析した。
タッカーは今季、4年2億4000万ドル(約380億円)の大型契約でドジャースに加入。この試合では2回に先制ソロ本塁打を放つなど、打撃では結果を残していただけに、守備でのミスが痛恨の一打となった。5連敗と泥沼にハマるドジャース。チームの命運を託された男の一つのプレーが、ファンの心に重くのしかかる。
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