「落ちるところまで落ちた方が楽だった」早田ひなが激白。苦悩を乗り越え「今の自分はパリ五輪より強い」
パリ五輪銅メダリスト・早田ひな(世界ランク7位)が、WTTチャンピオンズ横浜の女子シングルス2回戦で同40位の葉伊恬(台湾)を3-1で下し、準々決勝進出を決めた。スコアは11-3、11-3、7-11、11-2。第1、第2ゲームを連取しながら第3ゲームを落としたものの、第4ゲームは圧倒的な強さで相手を寄せ付けなかった。
試合後の早田は「どっちかというと真面目すぎて自分を固めてしまうタイプ。それが良くない方向に出る試合が最近多かった」と自己分析。その上で「自分の殻を破るため」に多彩なサーブを練習してきたことを明かした。純回転や逆回転、巻き込み系など“遊び心”を武器に、進化した姿を見せている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。パリ五輪後、準々決勝で負傷した左腕の故障と向き合う日々。満足にプレーできない中でも技術と経験で世界ランクを上位に維持し、最も下がった時でも25年10月の14位。その中途半端な状況に、早田は「落ちるところまで落ちた方が楽だったのかな」と葛藤を吐露。「結果が出てないのにランク12位、13位にいるのが何となくしっくりこなかった。30位まで落ちてたら1から頑張ろうと思えたのに」と当時の胸中を明かした。
5月の世界選手権団体戦では中国勢に2連敗。その2週間後のアジア選手権選考会では準決勝で赤江に敗れた。ライバルの台頭を感じ、自分と他人を比べて窮屈になることもあったという。
そんな自問自答を繰り返す中でたどり着いたのは、「思考をシンプルにすること」。自分を縛っていた感情を排除し、心が軽くなると光が見えてきた。「覆い被さっていたものがどんどん1枚ずつ剥がれていってる感覚。より自由に、卓球もそうですし人間としても生き生きしてる」と笑顔を見せた。
故障が完治した今、早田ははっきりと言い切る。「今の自分とパリ五輪の時の自分が対戦したら、今の方が強いだろうなって自信はあります」。苦悩を力に変えた絶対女王が、8日の準々決勝で世界ランク4位のクアイ・マン(中国)に挑む。
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