シナー、USOP出場へ「決定的な時間」 膝治療で正念場
世界ランキング1位のヤニック・シナーが、全米オープン(USオープン)出場の可否をめぐり「決定的な時間」を迎えている。先週のシンシナティ・オープンを右膝の痛みで棄権したイタリアの絶対王者は、現在トリノの医療施設「J Medical」で治療とリハビリに専念。地元大手スポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が現地時間月曜日、最新の回復状況を報じた。
同紙によれば、シナーは月曜日に練習セッションを敢行し、その後月曜から火曜にかけて最終チェックを受ける予定。この結果次第でニューヨーク行きが決まる、まさに正念場だ。シナー本人はシンシナティ棄権の際、「右膝の状態が良くなく、医療チームと懸命に取り組んできたが、まだ競技に臨む準備ができていない」と声明で説明。万全の状態でなければグランドスラム最終戦には出場しない構えで、体内が100%でなければプレーしないという強い意志が伝わってくる。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon シナーはこれまでにメジャー5勝を挙げ、昨年の全米オープンでは初優勝を果たした。連覇を狙う今大会だが、万が一欠場となれば、テニス界に大きな波紋が広がるのは間違いない。同じくシンシナティを手首のリハビリで欠場したカルロス・アルカラス(元世界1位)も出場が不透明。今季4月以降、実戦から遠ざかっているスペインの若き天才も、現時点では復帰のメドが立っていない。
もしシナーとアルカラスの両雄が揃って不在となった場合、優勝候補の筆頭に浮上するのはアレクサンダー・ズベレフだろう。ドイツのビッグサーバーは今年の全仏オープンで悲願のメジャー初制覇を達成し、続くウィンブルドンでも決勝進出。完全に殻を破った印象だ。そして何と言っても、ノバク・ジョコビッチの存在を忘れてはならない。39歳のセルビアのレジェンドは直近7大会中6度で準決勝以上に進出しており、全米オープンでも侮れない。
さらにダークホースとして注目されるのが、ラファエル・ホダル。今季だけでランキングを150以上も上げ、現在世界11位まで急浮上したスペインの新星だ。将来のグランドスラムチャンピオンと目される逸材が、早くも大舞台で旋風を巻き起こす可能性は十分にある。シナーの一報は、今後の男子テニス勢力図を大きく塗り替える引き金となるかもしれない。
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