40歳ジーコがJ開幕戦で神業ハット!鹿島5-0圧勝の衝撃
Jリーグ史に刻まれた、あまりにも衝撃的な開幕戦があった。1993年5月16日、鹿島アントラーズ対名古屋グランパスエイト。この一戦は、世界的スーパースター同士の激突として前代未聞の注目を集めていた。鹿島には元ブラジル代表の10番、"サッカーの神様"ジーコが君臨。対する名古屋には元イングランド代表でW杯得点王のゲーリー・リネカーがいた。スタジアムはキックオフ前から最高潮の熱気に包まれていた。
しかし、試合はまさかのワンサイドゲームとなった。中心で神がかったプレーを見せたのは、当時40歳のジーコだった。前半25分、ペナルティエリア手前でパスを受けると、鋭い出足から右足を一閃。強烈なグラウンダーのシュートがゴール左隅に突き刺さり、鮮やかに先制点を奪う。直後の同30分にはアルシンドが追加点を挙げ、鹿島が完全に主導権を握った。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 後半に入ってもジーコの勢いは止まらない。アルシンドが自身2点目を決めた直後の後半22分、ペナルティエリア内でのこぼれ球にいち早く反応。DFに囲まれながらも反転して右足で確実にゴールネットを揺らし、自身2点目をマークした。そして試合終了間際の後半44分、ペナルティエリア手前の左中間で得たフリーキック。短い助走から右足で放たれたボールは、壁の横を抜ける美しい放物線を描き、相手GKが一歩も動けないままゴール右隅へ吸い込まれた。芸術的な直接FKでのハットトリック達成だった。
終わってみれば鹿島が5-0の記録的大勝。名古屋の絶対的エース・リネカーに見せ場を作らせず、圧倒的な強さで初陣を飾った。年齢を感じさせない卓越した技術、試合を読む眼、勝負どころで結果を出す決定力。「99.9999%不可能」と言われた鹿島のJリーグ参入を覆し、常勝軍団の礎を築いたジーコが、日本中に世界トップレベルの基準をまざまざと見せつけた瞬間だった。あの日のカシマスタジアムで繰り広げられた圧巻のパフォーマンスは、「神様は実在した」とファンに確信させるに十分すぎる衝撃を、日本サッカー史に刻み込んでいる。
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