サンフランシスコ・ジャイアンツ、大型左腕「タグボート」マット・ウィルキンソンをメジャー昇格へ
サンフランシスコ・ジャイアンツが、未来のエース候補をメジャーのマウンドに送り出す。現地8月17日、球団はトリプルAサクラメントから23歳の左腕、マット・ウィルキンソンを昇格させる方針を固めた。あだ名は「タグボート」。その名の通り、どっしりとした体格から繰り出される剛球が武器の大型左腕だ。
ウィルキンソンは2023年のMLBドラフトでクリーブランド・ガーディアンズから10巡目指名を受けてプロ入り。その後、今年5月に行われた大型トレードで、捕手パトリック・ベイリーとの交換要員としてジャイアンツへ移籍。その際、ドラフトの競争均衡ラウンドAの指名権もセットで移っている。現在、ジャイアンツの40人枠は満杯だが、複数の選手が60日間の負傷者リスト入りする見通しで、枠を空けて彼の契約をトリプルAから引き上げる算段だ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 今季のウィルキンソンはダブルAとトリプルAの2階級で計20試合に先発し、90イニングを投げて防御率3.40。奪三振率27.2%、与四球率8.8%、ゴロ率36.4%と、安定した数字を残している。トリプルAでは10先発中2試合で6失点と打ち込まれたこともあり、防御率は5.15とやや膨らんだが、それ以外の登板ではしっかりと結果を出してきた。何より、今月初めに記録した7回無失点、9奪三振の快投が昇格を後押ししたのは間違いない。
身長185センチ、体重113キロと屈強な体格を誇るウィルキンソンは、11月のルール5ドラフト保護期限前に40人枠入りが確実視されていた選手。そのため、シーズン終盤のメジャー昇格は自然な流れと言える。しかし、数字以上に彼のポテンシャルと勝負根性が、首脳陣の心を動かした。愛称「タグボート」が示す通り、力強く相手打線に立ち向かう姿は、ファンの心を掴むことだろう。
ジャイアンツは現在、ナショナルリーグ西地区でし烈な優勝争いを繰り広げている。終盤戦に向けて、若き大型左腕のデビューがチームに新たな風を吹き込むか。タグボートが巻き起こす旋風から、目が離せない。
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