錦織圭がラストラン!シンシナティ予選に注目の5選手
全米オープン前哨戦、シンシナティ・オープン(マスターズ1000/WTA1000)の予選が8月11日に開幕する。本戦出場には2連勝が必要なこの戦いには、見逃せない5人の選手が名を連ねている。
まず注目は、2019年全米オープン女王ビアンカ・アンドリースク。現在世界ランク179位と苦しむカナダの元チャンピオンは、前週のカナディアン・オープンでも初戦敗退。直近のWTA本戦勝利は5月のイタリアン・オープンまで遡る。それでも彼女は、どんな状況でも諦めずに戦い抜くファイターだ。初戦の相手は中国の王曦雨(ワン・シーユー)。ランクで83位上の格上だが、アンドリースクが本来の粘りを見せれば番狂わせも十分あり得る。2回戦に進めば、キャロル・リーかポリーナ・クデルメトワとの対戦が待つ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro そして、日本のファンが何より見逃せないのが錦織圭だ。世界ランク467位にまで落ち込んだ36歳のベテランは、今年限りでの引退を表明。シンシナティの本戦ワイルドカードは得られなかったため、予選が彼のプレーを見る最後のチャンスになるかもしれない。錦織はこの大会、過去最高が3回戦で通算4勝7敗と相性はよくないが、マスターズ1000全体では通算113勝と実績十分。初戦はアルゼンチンのフランシスコ・コメサーナと対戦し、勝てばマルコ・トゥルンジェリッティかセバスチャン・オフナーが待つ。
未来のスター候補として熱い視線を集めるのが、オーストリアの18歳、リリ・タガーだ。前週のプラハ大会でWTAツアー初優勝を飾り、その道中で第2シードのクレイチコバ、第3シードのベイレクら3人のシード選手を次々と撃破。コーチは元全仏女王のフランチェスカ・スキアボーネという英才教育を受けた逸材で、シンシナティでも旋風を起こす可能性を秘める。初戦は中国の朱琳(ジュー・リン)と対戦。
男子では、フランスのルカ・バン・アッシュも注目だ。22歳の若武者は先月エストリル・オープンでツアー初優勝を達成。しかし今年のマスターズ1000予選はインディアンウェルズ、マイアミ、マドリード、ローマと全て突破できておらず、今回こそ本戦切符を掴みたい。予選第1シードとして登場し、初戦はグスタボ・ハイデ、勝てばラヨビッチかボンジーと対戦する。
最後に、ロシアの19歳アリーナ・コルネエワも忘れてはならない。前週のトロントではエマ・ナバロらを破り4回戦に進出。ココ・ガウフに敗れたものの、その才能を証明した。ジュニア時代に全豪と全仏を制した2度のグランドスラム優勝者で、本戦に入ればさらに上位を驚かせるかもしれない。初戦はレプチェンコ、突破すればマリノかチャラエワと対戦する。
シンシナティの予選は、新旧のドラマが交錯する熱いステージ。錦織のラストラン、アンドリースクの復活、若き才能の躍動を、ぜひその目で確かめてほしい。
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