マクナリー、エアラのフィリピンファンに感謝「忘れられない夜」
トロントの夜を熱く染めた一戦が、終わってみれば敗者もまたファンを称える感動的な幕切れとなった。WTAツアーのカナディアン・オープンで、アレックス・エアラとキャティ・マクナリーが激突。3セットに及ぶ死闘は、観客を総立ちにさせるほどの壮絶なラリーの応酬となり、会場は当然のようにソールドアウト。フィリピンから駆けつけた大群のファンがスタジアムを埋め尽くし、トロントのフラッドライトの下で電撃的な雰囲気を創り出した。
その熱狂は、対戦相手であるはずのマクナリーさえもリスペクトせずにはいられなかった。試合後、ネット際でエアラに直接伝えた言葉を、マクナリーは自身のInstagramでさらに詳しく綴っている。「トロント、昨夜は忘れられない夜になった。あの場の雰囲気は本当に電撃的だった。結果は違ってほしかったけれど、コートに全ての心を置いてきた。旅は続くし、僕の時代は必ず来る」。そしてこう続けた。「世界中から、特にフィリピンの皆さんから寄せられた愛と優しいメッセージに心から感謝している」。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon マクナリーは試合前から、エアラを応援するファンの存在を覚悟していたという。しかしトロントでは、そのサポートが一段とパワーアップしていた。理由の一つは、エアラが今週初めにワシントン大会で優勝し、WTAツアーのチャンピオンになったばかりだからだ。そのタイトルがファンの忠誠心をさらに強固にし、ナイトセッションの演出が雰囲気をさらに高めたことは間違いない。
一方で、エアラのファンには批判の声も上がっている。今年のマイアミ・オープンでは、ラウラ・ジーゲムントが観客の動きに苦情を述べ、全豪オープンではアリシア・パークスが「とても難しい相手だった」と認めつつ、「ファーストサーブとセカンドサーブの間の拍手や、ミスしたときの拍手は無視して慣れるしかなかった」と振り返った。パークスのコメントは決して激しい批判ではないが、ファンが時に線を越えることがあるという指摘は確かに存在する。
それでも、エアラのサポーターがテニス界にもたらす熱量は計り知れない。全米オープンで彼らがどんな姿を見せるのか、注目が集まる。
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