キャロウェイが待望のプロトタイプMBアイアン「Apex MB Tour Raw」を限定発売
キャロウェイが、長らくPGAツアーで話題を集めてきたプロトタイプマッスルバックアイアン「Apex MB Tour Raw」を、ついに一般発売すると発表した。サム・バーンズ、ミンフー・リー、ニコライ・ホイガード、キム・シウォンらビッグネームのバッグに潜んでいた“幻のクラブ”が、極めて限られた数量で市場に登場する。
このアイアンの開発は1年以上前に遡る。キャロウェイはまず、ツアーで成功を収めているXフォージド キャビティバックなど、他アイアンの強みを徹底的に分析。アイアンR&Dのシニアマネージャー、ライアン・リッチー氏は「我々はマッスルバックを完全に作り直す決断をした。現在のマッスルバックはツアー製品の基盤を築く役割を果たせていないと感じていた」と振り返る。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 開発の第一歩は、主要なマッスルバックユーザーを特定し、最も使用されているモデルを絞り込むことだった。ミンフー・リーは2025年初頭にこのアイアンを初テストし、その出来栄えに即座にバッグイン。同年ヒューストンで見事勝利を挙げている。キャロウェイのグローバルプロダクトストラテジー担当バイスプレジデント、ジェイコブ・デビッドソン氏によれば、Apex MBは「ほとんどの週でPGAツアーで最も使用されているアイアン」になったという。
テクノロジーの核心は、1020スチールの一体鍛造による純粋な打感とショットメイク性能。最大の特徴は、ツアープレーヤーのフィードバックを直接反映した“トリプルソール”設計だ。ベベル(面取り)されたリーディングエッジとトレーリングエッジが芝を滑るように抜け、一貫したインパクトと優れた地面とのコンタクトを実現する。
リッチー氏は「まず気づくのは、マッスルバックにしてはかなり幅広のソールだということ。しかし掘り下げていくと、そのソールは狭いソールのように振る舞う要素がある」と説明。リーディングエッジにはホーゼルからトウ先端まで続くフルバンドの逃げが設けられ、ラフからのショットやトウ側のスイングで必要な部分の抵抗を低減。さらに、伝統的なマッスルバックのようなプレーアブルゾーンを残しつつ、延長されたトレーリングエッジが「芝やラフを通してクラブをリリースさせ、スピーディーに振り抜ける」という。
見た目も独特だ。厚めのトップラインながら、幾何学的なトリックで薄く見えるように設計。360ミリのカットをフェース周囲に施すことで、プレーヤーが求める形状を維持しつつ、リーディングエッジの二次面取りが摩擦を減らし、より速く芝に入る。
各ヘッドは“ロウ(生)フィニッシュ”で仕上げられ、時間とともに自然に錆び、経年変化を楽しめる。7本セットで価格は1,599.99ドル。ゴルフファンなら手に入れておきたい、ツアー直系の一台だ。
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