アレックス・エアラのサーブに「重大欠陥」?名伯楽マッキー氏が指摘した誤差とは
フィリピン出身の新星、アレックス・エアラが2026年シーズンに大躍進を遂げている。WTAツアー初優勝を果たし、世界ランキングはトップ20入り。しかし、彼女の成長を阻む“弱点”が浮き彫りになっている。それは「サーブ」だ。
セリーナ・ウィリアムズの元コーチとして知られるリック・マッキー氏が、エアラのサーブに潜む問題をX(旧ツイッター)で独自の視点から分析した。「問題はトスやグリップ、テイクバック、パワーポジション、ピンポイントではない」と切り出し、核心をこう語る。「重要なのは、脚のドライブとラケットの入りがシンクロするタイミング。WTAツアーでは多くの選手が10%から100%の誤差を抱えているが、フィリピンのマシン(エアラ)は85%から100%の誤差がある」
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 「人間の目には見えにくいが、脚とラケットの動きが直感的でない動きになっている限り、外旋と内旋の力は最大限に発揮されない。何百万回も反復すれば改善はするが…」とマッキー氏は指摘。彼女の才能を認めつつも、サーブの改善なしにはグランドスラム制覇は難しいと警鐘を鳴らす。
その指摘通り、2026年のエアラのサーブに関するスタッツは厳しい数字が並ぶ。エースは66本でツアー54位、一方でダブルフォールトは123回とワースト級の34位。ファーストサーブ成功率は63.2%で134位、ファーストサーブからの勝率も62.6%で111位と、上位選手と比べて見劣りする。ブレークポイントのセーブ率も53.7%で126位と、大事な場面でのサーブの脆さが目立つ。
それでも、エアラ自身は自分の弱点を自覚しているという。シンシナティで元グランドスラム王者のバルボラ・クレイチコバと1時間の練習を行った後、彼女はコーチ陣と共に残ってサーブ練習に励んだと報じられている。完璧を追求するその姿勢こそが、彼女をさらなる高みへ導く原動力と言えるだろう。
現在のライブランキングでエアラは18位(2,166ポイント)。迎えるのはWTA1000大会のシンシナティ・オープンだ。第17シードとして1回戦は免除され、2回戦ではルーマニアのエレナ=ガブリエラ・ルセと対戦する。2024年全米オープン予選ではルセに敗れているが、現在のランキング差は54。下馬評では圧倒的有利と見られている。
3回戦以降は強敵が待ち受ける。3回戦でグランドスラム決勝進出経験のあるアマンダ・アニシモワ、4回戦では今年のウィンブルドン覇者リンダ・ノスコワとの対戦が予想される。さらに勝ち進めば、準々決勝でジェシカ・ペグラ、準決勝でエレナ・リバキナ、そして決勝ではアリーナ・サバレンカという超難関コースが待つ。
初のWTA1000タイトルと世界12位浮上を狙うなら、過去最高のテニスが求められる。そして、その鍵を握るのは間違いなくサーブだ。エアラの新たな挑戦は、現地8月15日(土)に始まる。彼女の進化を見逃すわけにはいかない。
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