デ・ミノール、涙の覚醒!「熱く叫ぶ」新スタイルでシンシナティ突破
シンシナティ・オープン3回戦。世界ランク8位のアレックス・デ・ミノールが、地元イギリスの若手アーサー・フェリーを7-5、7-6のストレートで撃破し、ベスト16進出を決めた。しかし、勝っただけではない。オーストラリア人がこの日、見せた“変貌”こそ、ファンの度肝を抜いた最大のニュースだ。
第1セットを先取したデ・ミノールは、第2セットで5-1と圧倒的なリードを奪う。ところが、そこからまさかの失速。フェリーに粘られ、ジリジリと追い上げられてタイブレークに突入した。それでも、土壇場でギアを入れ直し、タイブレークを制した。エース9本、セカンドサーブの勝率75%という数字が、安定感の裏付けだ。ブレークポイントは3/4と高い決定率を誇ったが、対するフェリーは13回のブレークチャンスを得ながらわずか2回しかモノにできず、勝負所での差が如実に出た格好だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 試合後、デ・ミノールは「テニス・チャンネル」のインタビューで、自身のメンタル面における大きな変化を明かした。「今週の目標は、もっと声を出し、闘志と欲望と飢えを示すことだ」と彼は語る。「対戦相手に対して『俺はここにいる、何があってもやってやる』と見せつけるのが大事なんだ。ポジティブな感情を表現することが、テニスの面でも確実にプラスになっている」
これまでデ・ミノールと言えば、コート上で静かに、冷静に、計算高くプレーするイメージが強かった。感情をあらわにすることはほとんどなく、いわば“クールな職人”タイプ。しかし、今彼はその殻を破ろうとしている。「長い間、私は黙って落ち着いて、もっと冷静でいようとしてきた。でも、今シーズンのこの瞬間、私はもっと激しく、もっと熱く、もっと声を出すんだ」。そう宣言したデ・ミノールは、フレンチ・オープン3回戦、ウィンブルドン4回戦と、グランドスラムで伸び悩んだ悔しさをバネに、全米オープンでの大爆発を狙っている。
「僕は立ち上がる。それが自分の武器だ」と彼は強調する。「この夏、一歩一歩積み上げている。毎日少しずつ良くなっていて、コートで快適さを増している。みんなで年間最後のスラムにピークを合わせたい」。現在のATPレースでは、デ・ミノールは2310ポイントで9位。目の前にはノバク・ジョコビッチやダニール・メドベージェフといったビッグネームが控えるが、彼は「私は正しい方向に進んでいる」と自信を隠さない。
次戦の相手は第21シードのアーサー・フィルス。過去3戦2勝1敗とリードしているとはいえ、フィルスは今年好調な選手の一人だ。さらにその先には、ジョコビッチを破ったアルゼンチンのティアゴ・ティランテや、ジェイコブ・メンシクら強敵が待ち受ける。準決勝ではアレクサンダー・ズベレフやトミー・ポール、決勝ではフェリックス・オジェ・アリアシムらとの激闘も想定される。
果たして、新たに“火を噴く”ようになったデ・ミノールが、シンシナティの頂点、そして全米オープンで何を見せるのか。静寂を破った熱血男の挑戦が、今始まった。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 
今、あなたにオススメ